子どもを交えた日課の計画

子どもを交えて確実に日課を計画するには

 
家庭的保育者は、すべての子どもに対し、あなたの家族の「一員」であり、歓迎されていることを示す必要があります。どの子どもも固有の存在であり、他の子どもとは異なる個人であることに留意します。外見が似通っている兄弟姉妹、双子や三つ子など、同じ家族の子どもでさえも、異なる存在です。それぞれの人格、好き嫌いや能力があります。どの子どもも同様に扱うことはできません。
同じ機会を与えながらも、個別の存在として扱う必要があります。これはよく包括的実践と言われるものです。

重要用語
包括的 - すべてを包含し、総合的で、全面的なこと。

 
この包括的な手法を日課に適用し、それが適切な場合は1日のパターンを確立する際に子どもを関与させるとよいでしょう。例えば、学齢期の子どもを保育している場合、学校から帰って来た際のニーズは、子どもによって全く異なる可能性があるのです。

  • お腹が空いており、おやつが必要な子どももいるかもしれない。
  • 疲れており、しばらく休んで静かにしていたい子どももいるかもしれない。
  • できるだけ早く宿題に取りかかりたい子どももいるかもしれない。
  • その日学校であったことを話したい子どももいるかもしれない。

こうした個々の異なるニーズを満たす必要がありますが、これをうまく行う唯一の方法は、子どもと話し合い、その時点での日課に関与させることです。そうすることでどの子どもも日課の確立に関わることができます。例えば、保育園の帰りに公園に行きたがる3歳児は、公園に行ったら、保護者が迎えに来るまで家で遊べる時間が短くなるということを理解できるようになるのです。
 

子どもの発達と成長に伴い、どのように日課を変えてゆくべきか

体系や日課は、年齢を問わずすべての子どもに情緒的なメリットをもたらします。年長の子どもは、成長し発達するにつれ自立が進みますが、これは奨励する必要があります。何をし、またいつ、どのように物事を行うのかについて責任ある選択をする機会が必要です。しかし、保育者には保育するという任務がまだ残っており、とりわけ年少の子どもも保育している場合には、年長の子どもはそれを制約のように思うこともあるでしょう。年長の子どもに自立とプライバシーを許しつつ、ニーズに敏感である必要があります。これは、子どもの変化するニーズに合わせて、日課の一部を適応させ、変更する必要があることを意味しています。

ケーススタディー:アンウェンは子どもを関与させている
アンウェンは多忙な在宅保育業をアシスタントと運営しており、5歳から14歳の学齢期の子ども7名を預かっています。放課後、年長の子どものうちの2人は、何か食べるものをもらう前に、部屋の端へ行ってコンピューターゲームをするか、音楽を聴きます。年少の子どもは、お腹が空いていることが多く、遊びに行く前におやつが必要になります。子どもの1人は、帰ってくるなり、その日の出来事を話したがります。そのため、アンウェンはその子どもと一緒に他の子どものためのおやつを用意することで、その子どもの話を聞いて、ニーズを満たすことができます。

アシスタントは、お腹を空かせた子どもが食べる前に衛生面の日課を確実に守るよう、監督しています。この日課については、学齢期の子どもと話し合っており、1日のほぼ同じ時間に皆が異なることを必要とするという点で意見が一致しています。年長の子どもの1人は、しばらく「落ち着いた」時間を過ごした後であれば、喜んで庭に出て年少の子どもと遊ぶことに同意してくれました。自分はおやつは必要ないが、喜んで他の子どもに何か用意するという子どももいます。

  • 日課を確立する際に、どのように子どもを関与させることができますか?

 

登録チャイルドマインダーの声
「数人の子どもと一緒に学校から歩いて帰宅する際の流れがありました。それは、子どもは全員の安全を確保するもので、全員が離れずにいるというものでした。年長の小学生2人が道順に慣れ、もっと自立したがったので、日課をどのように変えられるかについて話し合いました。
年長の子どもと私は、道の角までは歩いて行ってもよいが、そこで私を待たなければならないということにしました。保護者に話したところ、保護者はこの変更を喜んでくれました。女の子たちをもう少し自立させると同時に、安全を確保することもできました。」

保育のキャリアを乳児や幼児を世話することから始める場合には、おそらく哺乳瓶の殺菌消毒、おむつ交換、おまるの掃除といった活動に関する保育の流れや、遊びと休憩の時間を十分に取るための流れを計画することになります。
こうした子どもが成長し発達するにつれ、哺乳瓶は次第に使われなくなり、最終的には、哺乳瓶を殺菌消毒する流れは必要なくなります。そうした日課は子どもの年齢やニーズによりふさわしい別の保育の日課に取って代わられることになるでしょう。
最終的に毎日の日課は、休憩とお昼寝のための静かな時間を1回設けるだけとなるかもしれません。

同様に、就学前の午前保育に通っている子どもの保育から始める場合、毎日の日課には、子どもの送迎が含まれます。子どもが就学すると、毎日の日課も変える必要性が出てきます。保育する年長の子どもは自立が進むにつれ、放課後のクラブ活動に参加することもあり、これもまた毎日および週単位の日課に影響する可能性があります。

子どもが発達し成長するにつれ、手伝いをしたり、自分でやりたがったりするようになります。子どものコートは着せてあげる方が早いことが多いですが、子どもに自分でさせることで、ボタンやファスナーの仕方を覚え、自立を促すことができます。
子どもに自ら自立して物事をさせることは、おそらくやってあげるよりも時間がかかることになるので、それに基づいて日課を調整する必要があります。
別の例としては、食事の準備を手伝いたがったり、あるいはスーパーで買うものを見つけるのを手伝いたがる子どももいます。こうしたことも貴重な学習経験ですが、やはりその分時間はかかります。1日の計画を立てる際に、こうした時間も計算に入れることに留意する必要があるのです。

確認
自分自身の毎日の日課について考えてみてください。今日、日課の一部になっており、来年のこの時期までには変わっているであろうものを3つ挙げてください。

なぜ変わる可能性があるのですか。
こうした変化は他の毎日の出来事にどのような影響を与えますか。

 

お見送りとお迎えの際の流れ

保護者に対して、子どもと別れる際の特別な流れを設け、利用するよう勧めることは適切な実践です。これは、最初に会った際に話題にすべきことでしょう。また、新しい子どもをあなたの環境に慣れさせるための方針がある場合、保護者に伝えておくべきです。

適切な実践のキーポイント
お見送り
保護者には、別れの挨拶をかなり短くしてもらい、毎回、去る際には同じことを言ってもらうようにします(すなわち、保護者自身の日課を守ってもらう)。こうすることで、子どもは何を予期し、次にはどうなるのかを理解し始めるようになります。どもは保育に次第に慣れ、情緒的に安定し、安心するようになっていきます。

 
年少の子どもが保護者との別れを悲しむような様子を見せる場合、保護者にスカーフなどのちょっとした身の回りのものを「意図的にわざと」忘れて行ってもらうと有効な場合があります。そうすることで、子どもは保護者が忘れ物を取りに、そして自分を迎えに戻ってくることが理解できる可能性があります(子どもの自宅にいない場合)。しかし、落ち着くまでの期間、保護者には子どもが安心するまで、一緒にいるように勧めた方がよいでしょう。

確認
主な保育者から引き離されることに不安を感じることは、年少の子どもの発達において非常に一般的な特徴です。多くの研究がこのテーマでなされていますが、特に有名なのがJohn Bowlby(1907~1990年)によるものです。Bowlbyは、愛着の理論を展開しましたが、その理論の中で乳児には特別な、また他の何よりも重要な、中心となる愛着を感じるものを1つ形成する必要があると述べています。この理論は、社会的な保育の方針や保育の実践に大きな影響を与えてきており、また愛着に対するさらなる研究も引き出してきました。Bowlbyの愛着の理論について、またMary Ainsworth(1913~1999年)やElinor Goldschmied(1910~2009年)など他の研究についても調べてみましょう。

 
長々とした別れの挨拶は、誰にとってもストレスの多いものとなります。必要以上に長い時間がかかる上、子どもが保護者が行ってしまうことに既に不安を感じている場合、実際の別れを遅らせても何の役にも立ちません。(子どもが望んでいる場合)保護者には子どもへのキス(日本でいうスキンシップ)を忘れないようにしてもらうとよいでしょう。

キス(スキンシップ)は短く簡単に(または優しく)する

子どもが自宅以外の家庭に慣れ、お別れをできるようになるための流れとして、次のような流れを提案します。

  1. 子どもと保護者に挨拶をする。
  2. 保護者と子どもが家に入る。
  3. 保護者が子どもの上着を脱がせる。
  4. 必要ならば、保護者と保育者が一緒に、子どもをその日過ごす部屋へ連れて行く。
  5. 保護者はもう帰ると言い、昼食時あるいはおやつの時間、もしくは他の合意している時間に迎えに来ると言う。
  6. 保護者と子どもは2人の特別なやり方で別れの挨拶をする。
  7. 保育者が子どもを抱き上げるか、手をつなぐ。
  8. 保護者と玄関まで行く。
  9. 子どもと保護者はさよならと手を振る。
  10. ドアを閉め、すぐに何らかの活動で子どもの注意を引く。

自宅で保育をしてもらう子どもの保護者の、子どもの元を去る際と、帰ってくる際の流れも同様に重要です。保護者には、去り際の日課と帰ってくる際の日課を設けるよう勧めるとよいでしょう。これは子どもと保護者、そして保育者にとってプラスとなります。保護者の中には、帰宅すると一息つく時間が必要な人もおり、初期の挨拶は非常に短いものになり得ることを覚えておくことが大切です。

保護者が子どもの元へ戻ってくる時間は非常に重要になります。情報を交換し共有する時間だからです。大人も子どもも、1日の終わりには疲れて機嫌が悪いこともあるので、保護者との話し合いの時間と、子どもが保護者に話しかける時間とが取れる日課を設けるがことが大切でになります。チャイルドマインダーの中には、保護者を迎えた後、保護者に子どもと話をしてもらってから情報交換をすることを日課にしている人もいます。

ナニーの声
「私の職場では、母親が帰宅すると子どもと私が一緒にお茶を飲むことが日課になっています。ママが着替え終わるまでの間に、私たちはお茶を飲み終え、その後、皆で一緒に時間を過ごします。」

 

子どもを他の環境へ送り迎えする際の流れ

誰もが時間の余裕をもって準備し、出がけに慌てることがないよう、子どもを他の環境へ送り迎えする際の流れを確立することが大切です。物事には思っている以上に時間がかかることが多く、イライラしたり忘れ物をする可能性があることに留意しつつ、出かける前に以下のことを確認します。

  • 必要に応じ、皆がトイレに行く時間があること。
  • 子どもがコートや学校で必要となる可能性のあるもの、あるいは幼稚園や保育園へ持って行くものを持ったこと。
  • 子どもがその日必要となるものをすべて持っていること。

早朝の慌ただしさの中で何か忘れ物をした場合、子どもを安心させたうえで、必要があれば先生に知らせる。

適切な実践のキーポイント
日課の確立

  • その日の予定を子どもに話す時間を作るようにする。子どもと会った時に尋ねることができるよう、適切な実践として、話したことを忘れないようにする。
  • 子どもをせかしたり、急がせたりしないようにする。
  • 忙しい1日を静かで落ち着いた形で始められるようにする。つまり、良い手本になること。
  • 学校へ行く前に手洗いや歯磨きといった保育の流れを利用する。これにより、情緒的に安定し、不安を減らすことができる。

 
学齢期の子どもは、安全を守りなが、自立する方法を学ぶ必要があります。学校までの道のりは、「見知らぬ人の危険」や道路の安全について話す良い機会となります。

子どもは、学校で友だちや同級生と抱えている問題について話したがることもあります。子どもの言うことに耳を傾け、心配に思うことがあれば、保護者に伝えましょう。

学齢期の子どもは、学校へ行く前の比較的短い時間のみの保育になるかもしれませんが、これは保育者にとって非常に忙しい時間の可能性もあります。保育すべき別の子どもがいたり、保護者が来たり帰ったりする上、場合によってはあなた自身の子どもにも気を配らねばならないことも考えられます。このため、日課の必要性は非常に重要となるのです。

保育するどの子どもにも、あなたの世話と時間を得る権利は平等にあります。ある子どもが年長で、おそらく他の子どもよりも自立しているからという理由だけで、その子があなたの時間や世話を必要としていないとすることはできません。幼児の着替えや世話、あるいは保護者との会話などで忙しいことを理由に、登校前の学齢期の子どもに身支度を任せたままにしてはなりません。

車の運転、あるいは他の子どもの世話から注意がそれず、適切であるならば、学校への道のりを利用して「ミッケ!(隠れているさまざまなものを探すあそび)」といった「頭を使ったゲーム」をしたり、年長の子どもに車のナンバープレートの文字から単語を作らせたり、単におしゃべりしたりできるでしょう。

ケーススタディー:ティナの移動に関するジレンマ
ティナは自分の2人の子どもとベビーカーに乗せた幼児と一緒に学校まで歩いて行き、さらに3歳児を保育園へ連れて行かねばなりません。
午前11時30分には、3歳児ともう1人の子どもを迎えに行くことになっています。
午後3時には、ティナは3歳児2人とベビーカーに乗った幼児と共に、自分の子どもを学校へ迎えに行きます。
こうした環境の中、ティナに自分の子どもとは異なる学校へ通っている子どもの放課後保育の依頼がありました。ティナの日課では異なる学校へ行く時間がないため、この仕事を断らなければなりませんでした。

  • あなたがティナの立場だったらどうしましたか。

 
子どもと一緒に歩く場合は、その機会を利用して、交通安全と見知らぬ人の危険を強調することを忘れないようにしましょう。
 

食事とおやつの時間の流れ

食事の時間は社会的かつ楽しい時間で、全員にとってプラスの経験であるべきです。食事とおやつの時間はどの子どもにとっても非常に良い学習の機会でもあります。食事を準備し、扱い、食べる際に、子どもに個人衛生のための良い日課を教えることが大切です。

乳児のための流れ
母親は乳児の食事のパターンを何かしら確立していることが非常に多いです。これは乳児のお腹が空いたらいつでも食事を与えるというものから、毎日決まった時間に食事を与えるというものまで千差万別です。母親によってどのようなパターンが確立されていようと、最初に母親に相談することなく、そのパターンを変えようとしてはなりません。

乳児がまだ母乳を与えられている場合、あなたの日課では母親のニーズを確実に考慮する必要があります。母親と乳児が母乳から粉ミルクへ移行する手助けをしたり、その後乳児を固形食へと離乳させたりする必要があるかもしれません。日課により、こうしたすべてのことを上手に管理することができます。

幼児のための流れ
幼児は完全に離乳し、多くの子どもは既に自分で食べる試みを真剣に、確固として行うようになっています。大半の幼児は普通のバランスのとれた食事をし、コップあるいはトレーニングカップから飲み物を飲むようになります。幼児がまだ哺乳瓶を利用していること、特にお昼寝や就寝時間の直前に飲むのはごく普通のことです。適切な実践として、哺乳瓶とトレーニングカップは殺菌消毒すること。

幼児は非常に活発に動き、多くのエネルギーを消耗します。エネルギーレベルを維持するため、男の子は通常女の子よりも多くのカロリーを必要とします。子どもには、定期的な少量の食事または2~3時間おきに間食を与える方が、量の多い食事を3度与えるよりも適切な実践となります。
例えば子どもは、あなたの所へ来るかなり前に朝食を取っている可能性があるので、午前のおやつと飲み物が欲しくなっている可能性が考えられます。どの子どもも喉が渇いたらいつでも、特に暑い時期あるいは体を使った激しい遊びをした後には、水を飲めるようにしておくべきでしょう。

ケーススタディー:乳児の機嫌の良い状態を保つには
パムは3カ月の乳児の母親が復職したため、その子の自宅で週に3日、午前8時30分から午後5時45分まで保育することとなりました。母親は乳児に母乳を与えており、ここ3週間徐々に粉ミルクと哺乳瓶を導入しようとしてきました。
現時点では、お腹が空くと粉ミルクと搾乳しておいた母乳を組み合わせて、1日の異なる時間に与えています。
ミルクを飲んだ後、腹痛で泣くことが多くなってきたので、パムは乳児があまり満足していないと感じています。

  • こうした問題を解決するために、あなたと母親の双方でできることとして母親に何を提案しますか。
  • 乳児が不機嫌になる他の原因として、どのようなことが考えられますか。

 
年長の子どものための流れ
間食と食事に関する流れは、子どもが発達し成長するにつれ、変わってゆくものです。学齢期の子どもは、学校から帰ってくると自分でおやつを準備できるほど自立している場合もありますが、これは子どもの感情的発達において重要な側面です。食品を準備する前の個人衛生のための日課や、使い終えた食器とナイフやフォークをどうすべきかなどについて、子どもに思い出させる必要があるかもしれません。こうした日課は健康的な食事について話し合う、良い学習機会にもなるでしょう。
 

睡眠と休憩の流れ

休憩と睡眠時間に関するパターンの確立は、あなたと子どもにとって役に立ちますが、これは例えば、昼食後にはどの子どもも休憩またはお昼寝しなければならないというように、日課に柔軟性を持たないことを意味するのではありません。
子どもや乳児は疲れた時に寝たり、休憩したりできるようにするべきです。乳児は疲れ過ぎるとあやすことが難しくなることが多く、機嫌が悪くなりかねません。それによって年長の子どもがイライラし、取り乱す可能性も考えられます。
乳児が日中眠っている場合、忍び足で歩いたり、他の子どもに一切音を立てないようにさせたりすべきではありません。乳児は通常の騒音レベルで眠っていられるため、できるだけ普通に過ごすこと。

乳児は皆、休憩や睡眠に対するニーズや眠りに落ちる方法が異なります。乳児に日中どれだけの睡眠が必要か、どのような姿勢にしているのか、またどのようにあやしているのかを保護者に尋ねておく必要があるでしょう。こうした質問は、特に乳児をその子の自宅で保育しない場合には、保護者との最初の面談時に盛り込む必要があります。
休憩や睡眠に関して保護者が確立している日課に従うことは大切ですが、同時に柔軟であることも心がけましょう。乳児が9カ月位になるまでに、休憩や睡眠に関する日課またはパターンが確立しているべきですが、そうでない場合、乳児をあやすのが難しい可能性があります。

確認
  • 日中はどこで乳児を寝かせているのかを保護者に確認しましょう。可能であれば、ベビーベッド、かご型ベッド、または幼児用シートといった同じ備品を利用しましょう。
  • 乳児のあやし方を保護者に確認しましょう。これには抱きしめたり揺らしたりすること、毛布や特別なおもちゃ、おしゃぶりといった安心する物を利用すること、特別な音を立てること、音楽をかけること、あるいはなでたり優しくたたいたりすることなどが含まれます。

 
乳児が大きくなるにつれ、生活に中でいくつかの出来事の順序を学び始めていきます。例えば目覚めるとおむつを交換してもらえるということが分かるようになります。

年少の子どもは、多くは4歳まではまだ日中のある時点でお昼寝をする必要があることがよくあります。幼児は非常に活発で「バッテリーを充電」する時間が必要なのです。
子どもの中には眠りたがらない子もいますが、休憩し静かにしているよう促すとよいでしょう。
DVDを見る、音楽やお話を聞くといった、のんびりした活動を計画することもできます。お昼寝または休憩して静かにする際の流れの確立は、幼児がその後の自宅での就寝に備えられるようになるので、保護者にとっても役立ちます。

適切な実践のキーポイント
静かな時間
適切な実践として、元気の良い幼児に眠ってもらう前に、落ち着いた静かな時間を設けるという日課を確立するとよいでしょう。例えば、一緒に座って本を読む、音楽を聴く、静かに一緒に話をするなどです。多くの保育者、幼児に眠ってもらいたい部屋でこうした日課を実践しています。

 
学齢期の子どもの中には、学校から帰った後、休憩し静かな時間を持つ必要がある子もいます。こうしたニーズについても、満たす日課を確立する必要があるといえます。
例えば、音楽を聴く、DVDを見る、本を読むなどを希望しているのであれば、まず学校用の鞄を片付け、上着を脱ぎ、手を洗うという流れを自分で計画できるようにするとよいでしょう。
 

保護者との連携の重要性

こうした日課は食事、授乳、片付け、他の子どもを学校へ迎えに行くなど、決まった時間の1日全体のスケジュールの一部とすることができので、遊びや他の活動はこうした出来事の前後に組み込むようにします。
保育実践者の中には、特定の活動にどれ位時間を割くのか事前に計画できるよう、その日の予定表を作成する人もいます。例えば、子どもを保育園へ迎えに行くまでに30分しかないのに、45分近くかかる調理活動を始めるのは意味がありません。予定表は、新規に登録したチャイルドマインダーが仕事日を計画するのに役立ちます。

しかし、家庭的保育者である主なメリットの1つは柔軟で、自発的でいられることです。1日の活動を計画することは非常に有用であるものの、時には計画した日課を取り止め、子どもからの手がかりに従いたい場合もあることに留意することが大切です。
例えばフィンガーペインティングを予定していたが、雪が降り始めたような場合、外に出て雪に触れて体験する方がずっと楽しいでしょう。あるいは、外で消防車のサイレンが聞こえ、床の上に広げた工事現場セットはしばらくそのままにしておき、子どもと一緒に窓の外を見たいと思うこともあるでしょう。
学校が休みの日は子どもには楽しい時間であるべきですが、どの年齢の子どもにも1日の体系や流れがあることが重要です。学校が休みの日には世話と食事の時間に関する日課、また遊び体験、休憩、お昼寝、静かな活動などの日課の時間を設ける必要があります。

子どもには良い個人衛生観念を奨励するために自分で1日を計画し、計画される日課を盛り込む責任を与えることができます。例えば1週間の活動を予定するのに役に立つ表を利用し、毎日の内容を絵や文字で書くことができます。これは、時間の観念を発達させるだけでなく、自立と責任にもつながります。これらはいずれも成長途上の子どもの感情的発達において重要な要素となります。
 

学齢期の子どもの宿題と夕方の活動に関する流れ

登校した日の終わりには、疲れている子どもが多くいます。集中力やエネルギーレベルが低下し、話をしたがらなかったり、他の子どもに邪魔されることを嫌がったりする子もいるでしょう。一方、子どもの中には学校から帰って来るなり、その日の出来事を堰を切ったように話し出す子もいます。中には、すぐに宿題に取りかかりたがる子もいるでしょう。子どものニーズが何であれ、適切に対応することが必要となります。

おとなしい子どもには回復し、静かに座り、あまり努力の必要ないゲームをするといった時間を設けます。子どもが明らかに疲れている場合は、活動を強要しないようにします。無理強いすると動揺し、対立が生じる可能性があるだけです。こうしたときはエネルギーレベルの回復に役に立つようなおやつと飲み物を提供しましょう。

おしゃべりな子どもに対しては注意を払い、何をしてきたのかを話すようにさせること。言っていることをただ「聞く」ではなく、積極的に耳を傾け子どもが話している間は目を合わせるようにします。

大半の子どもはお腹を空かせて学校から戻ってくるので、健康的な間食と飲み物を与える必要があります。保護者の多くは子どもに通学用の服からよりカジュアルな服に着替えてもらいたいと思っています。これはおとなしい子どもにとっては、一人で服を着替えながら一人きりになれる良い機会となります。多くの子どもにはすべき宿題があるが、宿題をいつすべきかについては、保護者と合意しておくとよいでしょう。宿題を確実に始めさせる責任があり、終わっていない場合には、その子どもに宿題をするための静かだが監督可能な場所を提供しなければならなりません。

ケーススタディー:放課後にくつろぐ
キャロラインとローラは同学年で、放課後近くのチャイルドマインダーの家まで一緒に歩いて帰ります。ローラは家につくや否やその日の出来事を話したがる一方で、キャロラインは一人になり静かにしていることを好んでいます。
チャイルドマインダーは女の子たちが到着する前におやつを準備しているので、キャロラインは自分のおやつを手に取り着席します。ローラは話し終えてから自分のおやつを食べます。キャロラインは自分のおやつを食べ終えた後、その日の出来事を話し始める時もあります。

  • こうした2人の子どものニーズをどのように満たしてあげますか。

 
多くの子どもが放課後のクラブ活動または夕方の活動に参加しています。子どもをこうした活動に連れて行くことも仕事の一環であることもあるので、これができるよう日課を調節する必要があります。子どもを夕方の活動に連れて行くことは、お迎えの時間や他の子どものお迎えに行くことに影響を与える可能性があります。その場合何が一番重要なのかを判断するか、あるいは可能であれば、同じ活動に行く他の保育者または保護者と一緒の車に乗せてもらえるよう手配する必要があるでしょう。そう決断した場合、保護者から他の人が子どもを連れて行くことに対する許可書を入手する必要があります。事故があった場合、保護者の許可を得ていないと、その子どもに対する責任をあなたが負うことになるからです。
 

評価への課題

評価基準4.1~4.3

子どものニーズを満たし、保護者と合意し、子どもが参加することを基本とする日課を確立する方法を説明する。
年齢と発達段階が異なる子どものニーズにかなうよう、日課をどのように適合させるか説明する。
在宅保育の業務環境ですべての子どもを快く受け入れ、尊重することをどのように徹底させるか説明する。
【保育・教育顕彰評議会タスク6】

本章の内容は、複数の異なる場所でのタスクを対象としているので、認可書は必要な詳細がすべて含まれているものの、繰り返しになっていないことを確認する必要がある。

 

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